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目の前に居るのは、ニコニコとその可愛らしい顔を緩ませている、自称“親友”…否、今からは“親友”は止めよう。
コイツは只の顔を知ってるだけの“赤の他人”、だ。
だが、彼女は今、何と言った…?
「だ~か~ら~、私ね、この写真の人と付き合う事になったの!」
ニコニコ…可愛らしい、否、うざったらしく気持ちの悪い顔でそう、気持ちの悪い程、高々と自慢するヤツの手には一枚の写真。
そこに写っているのは
一人の青年。
そして、
私の想い人。
何故……
なんで、私だけ、こんな……
こんな思い、しなくちゃ、
いけないの!?
「よかった、ね……」
でも、そんな気持ちとは裏腹に、声に出た言の葉はヤツを賞賛する、誉め言葉。
そんな自分にも自己嫌悪。
…うざい。
「ありがとうvV」
語尾にハートまで着けて、
この
黒い、もやもやとした気持ちは……
嫉妬?
でも、
この“事件”が、
私を
“壊した”
キッカケに
なったんだ……
、
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