『そう、全ては狂気の沙汰。』

悲憤慷慨→伯牙、琴を破る。

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あれから、幾日か経った。
でも、未だ彼女は溜め息を吐く。
途端、二人の間には重たい空気。

私はわかってしまった。
私が彼女に嫌われている、ということを。

でも、
それに納得して、縁を切らないのにはワケがある。
それは、
彼女が“何故、私を嫌っているのか？”

わからない、だからこそ
それを聞くまで、縁は切らないと思っていた。

それに……
近頃、彼女は情所不安定だった。
外形だけでは分からなかったが、多分、そうだろう。

段々と、彼女の思考が読めるようになってきた。……親友、だと私は思うから。

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