貴裕の過去…

2/2
580人が本棚に入れています
本棚に追加
/96ページ
時は少し戻り3月31日。 この日はいつものメンバーで集まり、酒などを呑んで騒いでいた。 午後7時、話す内容もあまりなくなったときに麗仁が口を開いた。 「そういえば、貴裕の過去ってどんな感じだったんだ?」 少しギクッとなる。 「私も気になる~!」 「私もです!」 紗耶香と香奈も賛成した。 しかし俺は話したくなかった。 別に話したくないことなどはないが、わざわざ昔を思い出して話すのがめんどくさかった。 「いや…いいよ俺の過去なんて…話したくないし…」 「じゃぁ玲奈話して!」 そういえば、玲奈は俺の過去の全てを知っているんだった…。 「いいよ!貴裕はね…」 こうして俺の過去についての話が始まった。
/96ページ

最初のコメントを投稿しよう!