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ガチャッ
「由里子、早く寝なさい!!」
「分かってるってば!!」
「ったく…またジャニーズ?あんたホント好きね。」
「母さんには関係ないじゃん、私が誰好きなんて…」
「あんた、受験生なのよ!?なのに部活引退したかと思ったら部屋からえっと…何ってグループだったかしら?」
「関ジャニ∞だけど?」
「そうそう、そんなグループ。あんたはとにかく勉強しなさい!!しないんだったら寝る!!」
「……寝る。」
「由里子…あんたって子は…。隣の家の椿ちゃん、高校から推薦貰って受験するらしいじゃない。それにこの前のテスト学年トップだって。」
「……」
「それに比べて…部活やってたからまだマシだけど、そろそろ勉強しなさいよ。」
バタンッ
「…最悪ー!!」
私はそう言ってベッドにダイブした。
ったく、母さんは最近私に『勉強しなさい』、『隣の椿ちゃん』ばっかり。
確かに椿ちゃんは頭いいけど、だからってすぐ比較されるのはすごく嫌。
私だって部活にこの高校生活捧げてきたのに…
なんか眠いなぁ。
寝よっと。
私は夢の世界へ向かうために、瞼を閉じた。
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