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「じゃーなー、ゆーた」
「おー」
勢い良く手を振る友に、ヒラリと手を上げて見せた。
オレこと香椎祐太(かしあ ゆうた)は、現在高校一年の十六才。
この高校に入って半年。
学校にも慣れてきたし、新しい友達も出来た。
いつもは教室で友達と他愛もない話をして、日が落ちたら家へ帰る…という習慣が出来ていたのだが、今日は違った。
朝方の事。
「今日は私の誕生日だから早く帰ってきてねっ」
と、母が言ったのだ。
実の母親から語尾にハートマークを付けらるのは、あまり嬉しくないというのが本音。
だが誕生日は祝わなければ。
大事な日を忘れていた自分に呆れた。
っとすれば、プレゼントが必要だよなー、って訳で今から購入しに向かう。
何がいいかなぁ…?
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