もう一つの理由

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「ただいま~!」 家に帰った あの人が怒っている気がして、 急いで帰ってきた。 5時の鐘が鳴っていた。 暗い部屋... 「お母さん..? ...いないの?」 恐る恐る 寝室のドアを開けた 暗い部屋の中に あの人がいた。 「何で遊びに行ってるのよ。」 あの人は怒っていた。 遊びに行っていい?って だから、確認したんだよ? こうなる事を予想して。 殴られる! そう思って私は必死に謝った 「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」 あの人があたしを睨みつける。 「そんなに他の家が良いなら他の家の子になればぁ? 出てけよ! 今すぐ出てけ! お前なんかいらない!」 泣きながら謝った でもそんなの無駄なの あの人はヒステリックだから あたしの言う事なんて聞こえない ただただ自分の感情を あたしにぶつけたいだけ
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