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あたしの身体には無数のアザがあった。
何度も何度も
「助けて」と叫んだ。
だけど誰も助けてはくれなかったよ..
家は一軒家で、じいちゃん、ばあちゃん、お父さんも一緒に暮らしていた。
殴られて泣き叫んでいるあたしの声、聞こえていたよね...
どうしてか皆、見て見ぬふりをしていた。
あたしを散々
貧乏神、疫病神と呼び、
生まなきゃ良かった
死ねばいいとまで言って追い詰めたあの人。
本当に本当に
死んでしまいたかったよ...
でもあたしは弱いから
死ぬ勇気さえなかったんだ。
リスカをするのもやっぱり痛い。
痛いのには慣れてるって思っていたけど..
やっぱりあたしも人なんだなって思ったよ。
でもその反面、リスカも出来ない弱い人間なんだって思い詰めたりもした
時には包丁を向けられた事もあった
いっそのこと殺してって言った
あの人は
「あんたなんか殺す価値もない」
と言っていた。
心がズタズタだった
生きる意味もない
殺す価値もない
じゃあ、あたしを虐めてどうしたいの?
わけがわからなかった..
本当は愛されたかったから
抱きしめてほしかったから
謝り続けた..
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
言う意味なんてないのに..
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