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暫くすると、遼斗さんが戻って来ました。
｢これをどうぞ、お嬢様｣
渡されたものは、何処かで見覚えがあるものでした。
｢これは……？｣
｢加糖練乳です。
この茶葉は、強く発酵させた紅茶の茶葉で、練乳を入れて頂くと美味しくなりますよ｣
ああ、練乳ですのね。
｢あ、お持ちしますよ、お嬢様｣
｢え、でも、大変ではありませんの？｣
｢いえ、これくらい大丈夫です｣
では、お言葉に甘えましょうか。
遼斗さんにカップやポット等を持って貰い、私の部屋に。
さて、のんびりティータイムですわね。
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