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帰り道、
「なんの話？」
と訊く詩音に、さっきの先生とのやり取りを説明した。
「マジで？」
「うん‥。」
「てか、なんで？」
「分かんない‥。」
先生は、あたしに言ったんだ。
「ルリを見込んで、お願いがあるねん。むーと仲良くしたって！あの子、クラスに仲良しがいてないから孤立したら可哀想やろ？ルリなら、むーと仲良く出来ると思うねん！」
今時、天然記念物としか言いようが無い熱血先生は、あたしに熱い眼差しで、そう頼んできた。
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