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「無理!」
「なんで?」
「宿題ってのは、自分ですることに意義があるねんで?」
不機嫌な顔をするあたしに、ヤツは意味深な笑みを浮かべる。
「ふーん‥。反抗的やな、ルリちゃんは‥。アノコト、言っちゃっても‥?」
「あー!あかんって!てか、また脅迫?ソラ、サイテー!」
そう‥。
あたしは、コイツに弱味を握られてるんだ。
「ん♪オレ様は、サイテーなオトコです。おとなしくノート見せなさい♪チビルリちゃん☆」
意地悪な笑顔で、空羅はニッて笑った。
「アホソラ‥。」
あたしは渋々、空羅にノートを差し出して、ヘラヘラ笑う彼を睨み付けた。
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