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「ルリ、今日はイチゴパンツぢゃん!」
─ もぉ!サイッテー!!
足元にヘッドスライディングして来た空羅と目が合って、泣きそうになった。
「バカッ!」
その場を飛び退くあたしに、空羅は、余裕綽々でピースサインをして見せる。
「マジか?ソラ!」
「まぢまぢ、バッチシ見えた!」
周りにいた男子が騒ぎ出し、あたしは、顔から火が噴き出そうなくらいにムカついて‥。
「いい加減にしてよ!アホソラ!!」
スカートを両手で押さえて、まだ廊下に寝転んだままの、空羅の頭を上靴で蹴った。
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