lesson.01 トモダチ

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  鏡の前で、ピーチの香りのリップクリームを塗った。 ほんのりピンク色に光る唇に、満足気に微笑むあたし。 肩より少し長めの髪、小さめの顔の中には、ママ似のおっきな目が目立ってる。 ─ ん♪今日も可愛いやん☆ なんて、自画自賛したりして。 「ちょ、来てくれる?アキヨが呼んでるねん。」 「え?」 不意に呼ばれて振り向くと、一組のヤンキー女子が立っていた。 アキヨって言うのは、ヤンキーグループのリーダーみたいな女子で‥。 「なに?」 あたしは彼女について、廊下に座り込んでいるアキヨの傍に行った。  
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