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アキラとショウが2階に着いたと同時に、
上から銃の弾が飛んできて、アキラの靴にかすった。
アキラがヤレヤレと溜め息をつく。
「ハァ、休む間もないのか。」
「でも、今回は男のようだぜ。」
「そりゃ気が楽だな。」
3階へ上がる階段の途中に潜んでいた敵は、
絶え間なく足を狙って、銃を連射してくる。
ショウが敵の肩に銃弾を打つと、敵は肩を押さえて、その場にうずくまった。
ショウが廊下を覗く。コレクションルームの扉の前には2人立っていた。
――少なすぎないか?
「守りが薄すぎる。敵がどこかに潜んでいるかもしれない。」
ショウはコレクションルームへ走った。
扉の前にいた2人が、銃弾を打ってくる。
「敵に背を向けちゃいかんよ。」
階段の横の壁、ショウから見て後ろから飛び出してきた男は、ショウに銃を向けた。
「俺が正面にいてやるよ!」
アキラはその男の前に立ち、銃を折り曲げると、男を背負いなげした。
すると、どこからともなく新たな敵が1人、2人と出てきた。
アキラは1人1人素手で勝負する。
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