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「月菜さんっ。」
もう彼女しか見えなかった。
かなり大きな声で呼んだ気がする。
「涼くん・・・。」
月菜さんは立ち止まって俺を見てくれている。
「また偶然ですね。」
「そうみたいね。」
「ちょっと今、時間ありますか?」
「今ね、お昼休憩でお弁当を買いにきたの。
あまりゆっくりしていられないから・・・もしそれでも良ければお弁当買って一緒に外で食べますか?」
「はいっ。」
予想外の展開に考えるよりも先に勢いよく返事をした。
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