第十二章

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街中がクリスマスに向けてイルミネーションに彩られていく。 不思議と歩いている人達も心なしかキラキラしているように見えてくる。 昇格試験も何とか終えた。 年内には結果が出る。 どんな結果であっても悔いはないし、運命だと思って受け入れようと決めていた。 「今日は帰りにまとめ買いでもしようかな。」 試験勉強の間、本屋に寄る事も止めていたので本から離れていた。 そして涼くんにも詳しい説明はせずに試験がある事だけをメールの返信で伝え、暫くの間はやりとりできないことを伝えておいてあった。 今はまだ本屋だけの解禁。 残りはタイミングを見計らってからにしよう。
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