第十三章

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今日の俺は朝から浮かれていた。 昨夜の電話で約束ができた。 半ば無理やりだった気もするが・・・。 「美味しいもの食べましょう。」 「うん、楽しみにしてる。」 最後の言葉はリップサービスのような気がしたが、それでもいい。 約束してくれた。 それも今週末に。 俺も単純かもしれない、約束ひとつで何もかもがうまくいくような気がした。 嬉しくて叫びたいくらいだった。
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