第十三章

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デスクに座り10分もたたないうちに 「何かいい事でもあったのか?」 と同僚の中村が聞いてきた。 「別に何もないさ。」 「ふぅん、いつもクールな谷口が今日はちょっと違うような気がしたんだけどなぁ。」 「気のせいじゃないのか。」 「まっ、そういう事にしといてやるよ。」 ニヤけていたわけではないにしても、そんなに顔に出ていたのかと焦った。 .
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