第十三章

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この二日間、早くこの時間が来ないだろうかとそればかり考えていた。 今、待ち合わせの場所に向かっている。 もう少しで逢える。 開口一番なんて言ったらいいだろうか。 「お疲れさまです」か、それとも「お久しぶりです」か。 あっ... 遠くに歩いている月菜さんの姿を見つけた。 人ごみの中でもわかる。 自然と足早になった。 .
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