第十四章

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私は電車に揺られていた。 忘年会が終わり、明日が休みという事もあって二次会へ行く人もかなりいた。 何件かの誘いを受けたが丁重に断り、私は家へ帰る事にした。 今夜は騒ぎ過ぎたせいもあって、とても疲れた気がしたから。 何よりも... 『俺の気持ちに気づいてますよね。』 忘年会の終わり間際に脇本さんから言われた言葉。 可愛い後輩としてしか見ていなかった。 考えてもいなかった事を言われ、正直どうしたらいいのかわからなくて曖昧なままで帰ってきてしまった。
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