第十四章

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「おはようございます。」 あちこちで朝の挨拶が交わされる。 みんな月曜日から元気だ。 脇本さんが一通りみんなに挨拶した後に、私のところへやって来た。 「金曜日の事ですけど、また改めてきちんと言いますからそれまで保留ってことにしておいてくださいね。」 「アルコールが入っていたからね。」 「いや、本気ですから。 確かに早まったと思ったんですけど、知っておいてもらえるだけで違いますから。」 「………。」 上手に答えることができなかった。 .
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