第十四章

14/16
前へ
/525ページ
次へ
「これからどうするんだ? こんな事を聞かれても、困る……よな。」 「年が明けたら引っ越そうと思ってる。」 私がそう言うと、僅かに眉が下がった。 「………そうか。」 「前みたいにっていう訳にはいかないけど… 晃太の親友である事には変わりないから。」 潤は晃太の親友。 最初は同情からだった。 いけないとわかっていたはずなのに、今日まで来てしまった。 でも、今日で終わりにする。 .
/525ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4130人が本棚に入れています
本棚に追加