第十五章

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「俺、本気だから。 今までのやり方じゃダメだって思ってる。」 「そんなことわかってるよ。 言っとくけど月菜は手強いぜ。」 海斗が後押ししてくれれば、うまくいくかもしれない。 でも、そんな甘い考えじゃだめだって思う。 俺自身の力であの人を手に入れたい。 「俺が月菜さんを幸せにしたいって思ってるから。」 他の誰かが聞いたら笑われそうな台詞も、今の俺は恥ずかしさなんてなかった。 .
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