第十五章

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仕事納め、そして年末年始休みになり、何事もなく俺は実家に帰省していた。 実家と言っても1時間以内で帰れる場所。 つまり、如何に普段近づかないかがわかる。 こんな年末年始を迎える予定ではなかった。 海斗からあの人が別れたと聞いて、すぐにでも行動すればよかったと思った。 でも、何もできずに今こうしている。 犬の散歩を兼ねて、海でも見に行こうかと思った矢先に携帯が鳴った。 .
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