第十五章

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「うぅ~さむっ。」 海斗と話し終えた俺は、テンションが高いままモンタと海まで散歩に行った。 年甲斐もなく砂浜を走ってしまったのは、失敗だった。 足腰がガクガクいっている。 そして家に戻ってみると、 「あれ。お兄ちゃん帰ってたんだ? どうしたの?何かあった?」 妹の真奈美がリビングで俺を見て驚いていた。 「真面目になったんだよ。」 「彼女に振られたとか?」 「勝手に言ってろ。」 「ふーん、今彼女いないんだ。」 相変わらず憎まれ口をたたく奴。 でも今は何を言われても笑って流せた。 .
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