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そして年明け二日。
久しぶりに訪ねるせいか少し緊張しているかもしれない。
この緊張感は、あの人に逢えるからだ。
インターホンを鳴らすと、女性の声が俺を出迎えた。
思わず背筋が伸びる。
「あら、谷口くん。
ようこそ。」
海斗の母親だった。
それにしてもいつまでも若い。
「明けましておめでとうございます。
正月からお邪魔します。」
手土産を渡し、挨拶をしていると海斗が玄関まで出てきた。
「よっ。待ってたぜ。」
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