第十五章

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態勢を建て直す暇もなく、あの人は俺達の前に来た。 「お久しぶりです。 明けましておめでとうございます。」 噛んだか? スマートに言えたか? 「明けましておめでとうございます。 お正月から海斗に呼び出されて大変ね。 ゆっくりしていってくださいね。」 普通に接してくれたおかげで、緊張が解けた気がした。 そして、 改めて好きだと実感した。 .
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