第十六章

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「お久しぶりです。 明けましておめでとうございます。」 満面の笑みで新年の挨拶をしてきた涼くん。 それとは逆に当たり障りのない挨拶をした私。 「片付けがあるから失礼するね。」 そう言って、二人の前からキッチンへ移動した。 「月菜、一段落したらゆっくりしようぜ。」 私の背中に呼び掛ける海斗の声。 できれば、今はまだ顔を合わせたくなかった。 .
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