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「こどもなんて思ってないですよ。
俺の方がずっとこどもだから。」
喋り続けながら、ぽんぽんとされていても不思議と嫌な気持ちにはならなかった。
逆に和らいでいく気がした。
男の人の大きな腕の中で、こんな気持ちになったのは、心の扉を閉めてしまってから初めてかもしれない。
「・・・・・・、
どうして私に構うの?」
聞いてみたかった。
「愛しくて仕方ないんです。」
また涼くんの心臓の音が一段と大きくなった気がした。
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