第十六章

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ドクン、ドクン。 鼓動を聞いていた私は、ふっと我に返った。 こんな事をしていてはいけない。 「ダメ!離して!」 思い切り腕を伸ばして、その心地よい場所から身体を離した。 「月菜さんっ。」 「お願いだから、放っておいて。」 そう言い放って、リビングを後にした。 .
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