第十八章

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どれくらい経ったのか、二人とも黙ったまま時間だけが過ぎていた。 いくら晴れているとは言っても、真冬の空の下。 それなりの格好はしていても、いい加減身体が冷えてきた。 「それじゃ、私はこれで。」 と立ち上がった時だった。 「待ってください。」 優しい声が私を呼び止めた。 .
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