第十九章

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夢じゃないかと思った。 彼女は切なそうな顔をして俺を見ると、頬に優しく触れてきた。 一瞬、何がどうなったのかわからなかった俺は、頬にある彼女の手に自分の手を重ねた。 もう絶対に離さない。 俺が全力で守りたいと思った人なんだから。 そう思った時には、もう抱きしめていた。 .
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