第十九章

11/17
前へ
/525ページ
次へ
「俺、初めてですよ。 テレビなんかでは何度も見たんですけどね。 大師や八幡宮とは、また別の良さがありますね。」 「そうね、 若い人も結構いるみたいだし。」 目指す場所に着き、辺りを見渡してみると、カメラを片手に歩いている人、観光で来たと思われる外国人、様々な人で溢れている。 周りを見つつ、俺はタイミングを計っていた。 そう・・・、彼女と手を繋ぎたい。 嫌がられないように、自然に。
/525ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4130人が本棚に入れています
本棚に追加