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怖さはないものの、暗闇がまた違った感覚を与えてくる。
そして・・・、
明らかに強張っているだろうと思われる彼女の様子が、密着した部分から伝わってきた。
別の意味でこっちまでお化けにやられそうだよ・・・。
大丈夫だからと声を掛けようとした矢先、
「いやっ。」
人形が飛び出してきたのと、小さな悲鳴が聞こえてきたのがほぼ同じだった。
気が付けば右腕にしがみついている。
ほんとマジでヤバイ・・・。
やわらかな彼女の身体が俺の右腕を硬直させた。
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