第十九章

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幾つかのベンチがあり、ゆっくり休むにはちょうど良かった。 俺達の他には誰もいない。 「どうぞ。」 と彼女に座るように勧めた。 俺の左側に。 右腕が筋肉痛にならないように。 「遊園地なんて、ほんと久しぶりだから何だかほっとするな。」 「他に何か乗りますか?」 「ううん、もう少しゆっくりしていたいかな。」 「わかりました。」 ダメージが残っているのかもしれない。 笑いそうになるのを堪えて、俺はコーヒーを飲んだ。
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