第二十章

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思わず漏れたその声を合図に、唇から顎へ、顎から首すじへと彼のキスが泳ぐ。 優しかったと思えば、荒々しかったり、こんなキスは思考を停止させる。 「涼くん、ダメ・・・。」 擦れた声だった。 「どうして?」 「お願いだから。」 理由なんてないけど・・・ 今は、これ以上進めないと思った。
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