第二十一章

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週末の出来事は俺と彼女の距離を狭めるチャンスだったのに、結局は何も変わらなかった。 強引にでも俺のものにしてしまえばよかったのか? それじゃ距離がもっと広がるばかりだ。 『もう少しだけ待って』 いったい、いつまで待てばいいんだろうか? 悶々としていた。 女ひとりに、こんなにも悩まされるなんて思いもしなかった。
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