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「海斗、今日は金曜なのに珍しいじゃん。」
「たまには真面目に家でおとなしくする時だってあるさ。」
海斗は俺の反逆にしれっとした顔で答えた。
「涼、月菜の手料理食べた?」
「・・・・・・。」
コイツ、絶対に楽しんでいやがる。
「今日、初めて招いたから・・・。
今度、ね?」
さすがに姉というだけあって、海斗の性格を熟知している彼女がフォローしてくれた。
「じゃ、邪魔者の俺は帰るわ。
月菜、オフクロが冷凍しておいた方がいいってさ。」
「うん、ありがとうって言っておいて。」
まだ居たい気持ちを堪え、
「俺も、そろそろ失礼します。」
海斗と一緒に彼女の部屋をあとにした。
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