第二十ニ章

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ランチはフレンチのコース。 久しぶりに食べたフレンチはとても美味しかった。 彼もいつもと違う食事が、脳を刺激するなんて言いながら満足しているみたいだった。 今、ランチの後の温泉に浸かっている。 この温泉がまた格別で、お湯の成分が肌にしみ込んでくるみたい。 年齢的にもお肌を大事にしなければならないし。 意味もなく腕や足を擦ってみた。 「それにしても・・・ツインルームって・・・・。」 寛げるようにとは聞いていたけれど、まさか部屋をとってあるなんて思ってもいなかった。 たぶん・・・ 彼の心の中では、決まっているんだと思う。 私も覚悟を決めて、お湯から出た。
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