第二十ニ章

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静かな室内に水音だけが響いていた。 私の口の中で彼の舌が荒々しく踊る。 だんだんと頭の芯が痺れてくるのがわかった。 このままだと、立っていられない。 思わず彼の洋服をギュッと掴む。 ふっと唇が離れて、 「抱きたい。」 返事をする間もないまま、手を引かれそのままベットへ連れていかれた。 .
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