第二十ニ章

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「是非、また今度いらしてね。」 挨拶を交わして、手土産を渡し、お母様に見送られ彼の実家をあとにした。 「ふぅ…。」 突然の訪問に嫌な顔ひとつせず終始にこやかにく対応してくれたのに、想像以上の緊張からか?心の中ではなく、無意識のうちにため息が声に出てしまった。 「疲れましたか? それとも緊張しましたか?」 「ううん、大丈夫。」 「無理しないでいいですよ。 結構気を遣ってたみたいですから。」 そうさせたのは涼くん、あなたです。 .
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