第三章

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少し早い時間にも関わらず、今日は結構な人になってた。 脇本さんは人の途切れた店からお弁当を覗いていく。 「森下さん、ここ、ここ。」 と、空いた場所に手招きする。 昼休憩が時々一緒になる彼は、こうして私に気遣いをしてくれているのがわかる。 決して口に出さずに、当たり前のようにしてくれる。 どこか海斗に似ているところがあるかもしれない。 .
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