第二十ニ章

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「やっぱり、悪いから・・・。」 「遠慮しないでください。 俺のわがままを聞いて。」 ターミナル駅に着き、乗り換えをしなければならなくて私はもう一度言ってみた。 「月菜さん、やっぱりって言い過ぎですよ。 今度言ったら、バツとして何かしてもらおうかな。」 「もう言わない。」 何を言っても駄目だとわかって、私は彼のペースに委ねることにした。
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