第二十三章

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ここで離れられるわけがない。 今夜も明日も一緒にいたい。 いや、いるつもりだ。 だから、今朝も早くから車を取りに行ったりしてせっせと動いたのだから。 そんな俺の計画を知ってか知らずか、彼女はやんわりと逃げようとする。 近づいたと思えば距離を置こうとするし、イマイチつかめない。 そんな彼女に翻弄されるのも惚れた弱みか。 ダメだよ、月菜さん。 今は片時も離れたくない。 ここまでハマってしまうなんて、思ってもみなかった。
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