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人の動く気配で目が覚めた。
目を開けると見慣れない天井。
あ・・・・・・
そうだ、ここは月菜さんの部屋だった。
ということは・・・
動いていたのは彼女だ。
まだはっきりしない頭で辺りを見回すと、ベットから出ていこうとする背中を見つけた。
「おはようございます。」
まさか、起きたとは思わなかったんだろう。
俺の声にびくっとしながらも、
「おはよう。」
と言って振り返った。
「どこに行くんですか?」
「起きようかと思って。」
まったりとした時間を味わいたくて、彼女の腕を掴んで引き寄せた。
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