第二十三章

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「えっ、なにっ?」 まさか俺がこんな事をするなんて思ってもいなかったんだろう。 バランスを崩した彼女は再び俺の腕の中にいた。 「もう少し、こうしていたい。」 「・・・・・・お願い何か着させて。」 昨夜、あのまま眠ってしまった為に二人とも何も身に着けていなかった。 「やだ。」 拗ねたフリをしてみる。 さぁ、どうする? 「・・・・・・。」 黙ったまま俺のことを見たかと思えば、 今度は胸に顔を埋めてしまった。 それって反則行為だろ。 まったりするだけじゃ済まなくなる。 「ご飯食べないの?」 再び俺の顔を見上げて彼女が聞いた。
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