第三章

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私は150センチに満たない身長。 どちらかと言えば140センチを少し越えたチビと言った方が合っている。 かわいいと表現しながら、心の中で笑っている人。 小さい事を改めて確認するように、頭を撫でてくる人。 あからさまに、身長の低さに全身をなめ回すような視線を向けてくる人。 そういう事が、トゲとなって心に刺さる。 そんな視線や言葉、仕草に過敏になり、私は人と距離を置く事で自分を守ってきた。 当たり障りなく、付き合うのが一番。 自分の気持ちなんて、誰にも話さない。 そうしていても何も変わらないって事。 自分でもよくわかっている。 でも、心にトゲが刺さって抜けないから。
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