第二十三章

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「ごめんね、急に来ちゃって。」「こんばんは。」 指定した店に着いたとき、そこには真奈美の他にもう一人いた。 見覚えがあるような、無いような・・・ 中村の合コンに居た女の子だ。 確か、鎌田っていった気がする。 なんでここに居るわけ? 「また会いましたね。」 と鎌田っていうコは言った。 「真奈美、どういうこと?」 「瞳と私、大学で同じゼミだったんだ。」 「お前、俺に相談があるって言ってなかったか?」 「言ったよ。 お兄ちゃん、全然連絡くれないんだもん。 それに一昨日だって、すぐ帰っちゃうし。」 コイツ・・・目が笑っている。 相談って、こういう事だったのか・・・。
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