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「ねぇ、お兄ちゃん、
一昨日の人って・・・。」
「俺の彼女だよ。」
「彼女って・・・
海斗さんのお姉さんでしょう?
幾つ年上なの?」
「5歳だよ。」
真奈美の話し方を聞いていると、俺の言うことに納得できない様子だった。
コイツが俺の彼女について、今まで口を出すことなんてなかった。
おそらく、この鎌田瞳と俺をどうにかさせたいってところだろう。
「今、あの人以外に興味ないんだ。」
「海斗さんは知ってるの?」
「もちろん。」
「・・・・・・。」
俺達兄妹の間に、嫌な空気が流れたと思われた時、
「羨ましいなぁ、こんな素敵な人にここまで言わせちゃうなんて、ほんと彼女さんっていいな。」
計算の含まれた物言いで鎌田瞳が割って入った。
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