第二十四章

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「喉渇いてない?」 「あっ、少しだけ。」 「何か飲む?」 「それじゃ、水をもらえますか。」 ミネラルウォーターの入ったグラスを手にキッチンから戻ると、 「月菜さん。」 「なに?」 「お願いがあるんですけど・・・。」 「お願い?」 私を見上げるその表情・・・ どこかで見た記憶があった。 あ・・・、公園のベンチ。 あの時と同じ表情している・・・。
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