第二十四章

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何だろう・・・、この感覚。 今までに感じたことがない。 鼓動も呼吸も一緒になって・・・。 とても心地よかった。 静寂の中で、彼の心臓だけが大きな音を奏でている。 コホン。 とひとつ咳をして、 「元気が出ました。 わがまま聞いてくれて、ありがとうございます。」 と恥ずかしさが漂うように言った彼に、 私は考えるよりも先に言葉を発していた。 「一緒に寝よう・・・かな。」 「俺もそうしたいと思ってた。」
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